椿なの | 無添加ヘアケア・ピュアローション

株式会社オーラテック

TSUBAKI NANO BLOG

「椿なの」福岡デザインアワード、大賞受賞。

2011年には福岡デザインアワードで予想だにしなかった「大賞」を受賞し、次のようなありがたい評価をいただきましたので「第13回福岡デザイン賞」の受賞冊子より抜粋させていただきます。

「久留米産の上質な生搾り椿油、小豆島産オリーブ油と水を、独自の特許技術により界面活性剤一切使用せずに混合させ、さらに水の特殊処理と低温殺菌の防腐剤無添加の“ヘアケアピュアローション「椿なの」「椿なのリペア」”を実現させた。そのパッケージデザインは、さわやかで女性らしいやさしさを表現しながらも独自のイメージを表出させている。顔や体に直接使用する化粧品も、食と同様に安心安全を求める傾向があり、特にアレルギーなどの化学物質に敏感なユーザーからの自然志向の化粧品を求める声が増えている。この商品は、化粧品へのユーザーニーズに技術面と感性面の両面から応えている。特に、販売シーンを想定して制作された、ボトル、個箱、リーフレットやPOP等の販促物など一連のシリーズ化のデザインは、一貫した商品イメージを表現している。これまでにない化粧品の技術と感性が融合したデザインに結実させたことが大賞に値すると高く評価された。(講評/審査委員長:森田昌嗣 )」

この受賞は、これからの商品作りの方向性に一筋の光を与えていただいたような身に余る勲章でした。

椿油へのこだわり。

椿油については、大島、五島、久留米産と試作する中で、搾油方法や産地の違いで使用感や効果に差が出ることがわかり、その中でも特に保湿力に優れた非加熱生搾りで種子だけを圧搾している地元久留米の椿油を使うことにしました。

搾油メーカーの所見では、「五島・大島等に関しては古くから『椿』が文化として根付いていますので搾油(搾る・絞る)方法もそれなりに発達し、効率よく搾る方法で『蒸す』という作業が加わったのではないかと思います。椿種子の殻はかなり硬いものなので『蒸す』事によりやわらかくなり搾油(圧搾)しやすくなります。しかし『蒸す』ことにより水分か加わりますので水分除去工程を増やさなければいけなくなり遠心分離機や加熱処理で油分だけを取り出します。また椿種子を回収(拾い集め)する場合、どうしても劣化した種子も集めてしまいます。硬い殻の中にカビが生えた物や虫がいたり・・・。そのまま搾るということはカビ・虫等も搾っていることになりますので品質維持のため、精製作業(脱臭など)にかなりの工程が必要になります。加熱処理や科学的処理を加えるとその分、有効成分も損なわれてしまいます。非加熱で搾油したものは保湿力が2.5倍といわれていますし、日本刀などのメンテで使用する椿油は絶対に非加熱油と言われています。種を粉砕して選別作業をおこなったものを搾油していますので他の椿油とは違うと思います。」

「椿なの」誕生秘話。

オーラテックは永年研究開発を行ってきた「マイクロ・ナノバブル技術」の経験を基に、世界で初めて、界面活性剤を使用せず水と油を混合する技術を確立しました。

2009年3月に久留米市が会場となり「国際ツバキ会議・全国椿サミット」が行われ、その祭りの会場で、久留米市の無添加石鹸メーカー「まるは油脂」さんのご協力を得て、椿油を配合したヘアケアローション「椿なの」を試験的に販売することができました。「椿なの」の誕生です。

周りの方にも使ってもらうと、「いつ発売するの?」「使い続けたい!」とのありがたい言葉に、当初抱いていた不安はどこかに消え失せ、界面活性剤や防腐剤も入れない椿油と水だけでできたローション「椿なの」を多くの方に知ってもらいたい、使ってもらいたいとの自信に変わっていきました。翌年、2010年に化粧品製造業・製造販売業許可を取得しました。